梅雨前の天城高原

梅雨前の天城高原

July 14th, 2021

Astrograph

Trip

晴れ間は突然に

今更ですが、昨月の遠征期でも書き記そうと思います。

6月になり梅雨に入ろうかという頃、SCWを見るとなんと天城で晴れの予報が。平日かつ週の真ん中というなかなかな日程でしたが、貴重な新月期の晴れということで行くしかないと思い至り、寝る装備と必要最低限の撮影機材を車に詰め込み出撃しました。

仕事を終えてから向かったため、現地に着いたのは21時になろうかという少し遅めのお時間。こんな平日にも関わらず、すでに何名かの同業者のお姿が…皆さんさすがですね。

Embedded content: https://twitter.com/Mazic_tell_Arts/status/1402595047690977280

現地での収穫

すでに観測・撮影を始めている方を避けながら、早速私も撮影準備。この日はM8・M20を狙うとかねてから決めていたので即導入・即撮影開始です。天城高原は南側の空がかなり暗いので、この領域の撮影はうってつけなロケーションです。

Embedded content: https://twitter.com/Mazic_tell_Arts/status/1402617006499655682

私の使用している架台は Higlasi2.1-CES(フォーク式)です。撮影地でこの小型赤道儀を持っている同業者は見たことがありません…いたら教えてください。お友達になりましょう。

さて、無事星野写真の撮影を開始できたので、この日は持参してきたLEDランタンを使って、ずっと前から構想していた星景写真も撮影しました。

Embedded content: https://twitter.com/Mazic_tell_Arts/status/1403653077421367303

さそり座のしっぽにランタンをひっかけたような構図です。日本では「魚釣り星」や「釣り星」なんて和名もついていたりするので、何かをひっかけるにはうってつけの星座です。aikoの花火の歌詞にも「夏の星座にぶら下がって」というフレーズが出てきますね。しかし、この歌で出てくる星座は、実際は何の星座なんでしょうね?さそり座は日本から見るとぶら下がるには少し高度が低いような気がします。

偶然の出会い

さて、撮影も順調に進み始めたので、ここらで仮眠を…と小1時間寝て起きたら、Twitterから何やら通知が。なんと偶然にもだぼさんも天城高原に来ておりました。最近はSNSで星好きの方とのつながりもあり、こんな感じでお会いする機会も多くなったような気がします。

だぼさんの撮影場所にもお邪魔させていただきました。ブログはこちら。

Embedded content: https://dabokun.github.io/2021/06/11/00000055-2021-06-amagi/

網状星雲のフィラメントがとても素晴らしい1枚です。しかしまぁ、がっつりタイムラプスに写ってて申し訳ないです…。撮影を覗いていて、やはり冷却CMOSはいいなぁ、ナローバンドいいなぁ、赤道儀いいなぁ、と思った次第です。いつか私も買う日が来るのでしょう。

温めた素材をいざ

そんなこんなで撮影していたM8・M20の写真を、1か月たってようやく手を付けました。というのも、このブログの立ち上げやら仕事での忙殺やらでなかなか時間がとれず。今回メモ的にワークフローも記事として起こしておりますので、そちらもどうぞご覧ください。

Let's Share This Article!